アイルランドの民話(うろ覚え)
一人の農夫が月夜の晩の帰り道、橋の上で猫が集会をしているのを見つけた。好奇心からこっそり様子をうかがうと、猫達は驚いたことに人間の言葉で話をしていて、「猫の王が死んだ」と言い交わした後いなくなってしまった。
家に帰った農夫は妻にこの不思議な体験を話した。すると暖炉のそばで寝ていた飼い猫が飛び起きて、
「爺さんが死んだって?こうしちゃいられない、次の王は僕なんだ!」
と叫ぶと家から飛び出していき、二度と帰ってこなかった。
猫の王はいくつかの国の民話*1や創作物に出てきますが、ここでモチーフにしたのはアイルランドのケット・シー(妖精猫)の王様です。
ケット・シーは普段は普通の猫にまぎれて暮らしており、人間には見分けることができませんが、彼らの王が治める国では服を着て二本足で立ち、二か国語を喋る聡明な者達*2であるといいます。
*1 なんと日本にも猫の王がいます。「数多の妖怪猫を統べる猫の王は、熊本は阿蘇の根子岳(ねこだけ)に住んでいる。根子岳は修行の地でもあり、日本全国の猫が修行にやってくる。その中で力を認められ選ばれた者が、次代の猫の王となるのだ」
*2 ある男が猫の集会で、猫の王と家臣達が「人間は知らない優れた知識」について話し合っているのを盗み聞きし、その知識を利用して大金持ちになる、なんて話もあります。
世間一般の猫の王様グッズは可愛い系が多いので、こちらはかっこいいようにリアルめにしました。偉そうに腕組みしながら魔法で空中にパッと現れ、そのままふんぞりかえって浮かんでいると思ってください。
色味が欲しかったので、マントに銅を使っています。王冠は金色のレジンを塗ってます。
素材
シルバー925、純銅(銅粘土による)、吊り下げ金具(真鍮)、レジン(金色)
サイズ(本体)
高さ 2cm
幅1.7cm
重ささ 5.6g